知っておくと楽しい!エコー写真用語
知っておくと楽しい!エコー写真用語
妊婦健診で1番の楽しみと言えば、超音波検査ではないでしょうか。
その際もらえる“エコー写真”はママの宝物になりますが、いざ見返してみると「コレどの部分だっけ?」なんてことも多いはず。
今回は4カ所の産院でエコー写真を撮ってもらった筆者が、意外と知らないエコー写真の見方についてご紹介します。
エコー写真の基本的な見方
超音波診写真(通称エコー写真)は、かたいものに当たると反射する超音波の性質を利用し、赤ちゃんの体の断面を映し出したものです。骨などの硬いものは白く、羊水などの液体は黒く写ります。
産院の先生はよく、頭の横幅、大腿骨の長さ、お腹を輪切りにしたような映像を見せてくれると思うのですが、それは推定体重を出すのに必要な値だからです。
上写真は30週の時のもので、顔がこちらを向いている写真。鼻の形や鼻の穴、口、頬などが確認できます。
意外と知らないエコー写真用語
エコー写真には謎のアルファベットがいっぱい! 意味がわかるとエコー写真を見るのがもっと楽しくなります。
AGE(またはGA)……妊娠週数のこと。○w○d=○週○日
EDC(またはEDD、DEL)……分娩予定日
FEW……推定体重。頭の横幅(BPD)、大腿骨の長さ(FL)、腹部の面積(A×T)を測り、その値を計算式に入れて推定体重を出す
+、×……胎児の体の測りたい部分を測る時に使うマークのこと。
GS……胎嚢。胎児が入った袋のこと
CRL……頭殿長。頭からお尻までの長さのこと
BPD……児童大横径。頭の最も長い幅のこと
APTD……躯幹前後径。お腹の前後の厚みのこと
TTD……お腹の左右幅のこと
AC……お腹の周りの長さのこと
A×T……腹部の面積のこと
AFI……羊水の量のこと
FL……大腿骨長。太ももの骨の長さのこと
CTAR……心胸郭断面積比。胸郭の幅と心臓の幅との割合のことで、赤ちゃんに先天的な心疾患がないかどうか確認するもの
SD……標準偏差。大きさの評価のこと。±1.5までが標準範囲
最新のエコー写真事情
2人目の出産の際に通っていた産院で、最新技術の“HDライブ”でお腹の赤ちゃんを撮影してもらったことがあります(上写真)。3D、4Dよりもさらにリアルに、内視鏡画像のように表現できる画期的な技術だそう。12週の時の様子です。立体的ですよね!
こちらは1人目の時の3Dエコーの画像。手と横顔の様子がはっきりわかります。
3Dや4Dに対応した超音波診断装置を導入している産院も増えています。お腹の赤ちゃんが大きくなりすぎるとうまく撮影できなくなるため、3D、4D撮影は28週頃までにおこなってもらうといいですよ。
いかがでしたでしょうか?
エコー写真は感熱紙にプリントするため、そのままにしておくと変色したり、画像が消えてしまうことがあります。
エコー写真を手持ちのカメラで撮り直したり、スキャンしてデータ化するなどして保存しておくと安心です。 いつまでも大切な記録として残しておきたいですね。
出典:itmama 引用:ヤナイユキコさん
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