赤ちゃんがケガをした!覚えておきたい応急処置について
赤ちゃんがケガをした!覚えておきたい応急処置
動き出すようになった赤ちゃんは、予測できない動きをします。目を離さないように注意しても、ママやパパがちょっと油断したすきにいたずらしていたり、誤って事故が起こってしまうことも。そんなときのために、かんたんな応急処置を覚えておきましょう。
頭を打った!注意するべき症状とは?
赤ちゃんのうちは、頭をぶつけやすいので要注意!ハイハイやよちよち歩きの赤ちゃんはもちろんのこと、子どもは身体に対して頭が大きいためにバランスを崩しやすいので、抱っこの際にすべり落ちてしまうケースもあるのです。
赤ちゃんの頭はまだまだ柔らかく、脳の成長を妨げないように、骨と骨の間は完全にふさがっていません。そう聞くとママはちょっとしたことでも不安になりますよね。でも、頭をぶつけたあとに赤ちゃんの意識がしっかりしていて、外傷がなく、大泣きし、そのあとはいつも通りに過ごしている様子なら、ひとまず安心です。もちろん、腫れや出血がないかを確認したうえで、しばらく慎重に家で様子を見たほうが良いでしょう。
しかし、頭をぶつけたあとにぐったりしている、嘔吐をする、ぶつけたところから出血している、鼻や耳から水のようなものが出ている・・・。こんな症状が伴う時は、すぐに受診してくださいね!
異物を飲み込んだ!誤飲物によって違う対処法
なんでも口の中に入れてしまう赤ちゃん。国民生活センターの調べによると、0歳児による誤飲事故がもっとも多いようです。大人が思う以上に、赤ちゃんの口は大きく開くもの。手の届く範囲に口に入るような大きさの物を置かないように注意しましょう。それでも異物を誤飲してしまった場合は、どうしたらいいでしょうか。
誤飲したものは、吐かせたほうがいいものと無理に吐かせてはいけないものに分類されます。基本的に、中毒になってしまうものは吐かせます。しかし、毒性が強いものは、吐かせることでのどがただれ、肺炎につながる危険性も。この場合は、吐き出させずに一刻も早く病院に向かいましょう。
また、針や画びょうなどの尖ったものの場合は、吐かせることで食道を傷つける可能性があります。この場合も、すぐに病院へ連れていくようにしましょう。対処法は誤飲したものにより大きく異なりますので、すぐに病院に電話し、飲み込んだものを告げて、病院に行くまでに応急処置が必要かどうかをしっかりと確認しましょう。
やけどした!溺れた!覚えておくべき応急処置
やけどの処置は、素早く冷やすことと、なるべく長い間冷やし続けることが大切です。水道の流水を30分以上、やさしく患部にあてましょう。軽度なものであれば、これをおこなったあとに様子を見ます。しかし、重症だと判断した場合は、すぐに病院に連れて行ってください。
赤ちゃんは、たった水深10cm程度でも溺れてしまいます。もし溺れたときには、すぐに水から引き上げて様子を見てください。この際に、赤ちゃんが泣き声をあげていれば、呼吸ができている証拠。万が一、静かにしているのならば、呼吸が止まっている可能性があるので、応急処置が必要です。
飲み込んでしまった水を吐かせるには、赤ちゃんを逆さにし、膝でみぞおちを押してあげましょう。適切な処置ができるかどうかで、赤ちゃんの命が左右されるので、ぜひ覚えておきましょう。
寝返りやハイハイを始める前の赤ちゃんは、ほとんどその場から動かないため、ママの目が行き届きます。でも、いったん動きだしたら危険がいっぱい!遊びまわるのは元気に育っている証拠ですが、ちょっと目を離したすきに大事故につながることも。危険なものは事前に手の届かない場所に隠しておく、水のそばや火気のそばでは目を離さないなど、じゅうぶんに注意しましょうね。(TEXT:田中 リリー)
引用元:ベビーカレンダー
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